大人の遠足について

大人の遠足も4回まで終えました。第3回ではアクシデントもあり救急車を呼ぶ事態となってしまいました。幸い大事には至らず怪我をされた方もすでに回復されております。それらを踏まえ前回の第4回の富田坂を歩く前に参加者の皆さんに「チームワークで事故を防ぎましょう!」ということをお願いしました。そこであらためてこの『大人の遠足』についてお願い申し上げます。


タイトルの『大人の遠足』というのは決してふざけてつけているのではありません。山の声(木々の音、風の音、川のせせらぎ、鳥など動物の声など)に耳を傾け、また一緒に歩く方の息づかいや様子を感じながら落ち着いて歩くこと。これが大人の遠足だと思っております。歩く途中、面白いことを言ったり、歌をうたったり、ワイワイ騒がなくても、最後にその日ゴールをした時に全員無事で歩き終えることが何より楽しいのです。決して「喋るな!と言っているわけではありません。普通に会話をしていただいて結構です。
熊野古道は登山と比べて比較的危険な場所は少ないコースです。しかし家の中でも転んで大怪我をする人も時にはいますので山道となるといつどこで何が起こってもおかしくありません。そのためには参加者の皆さん一人一人が気をつけることはもちろん、参加者がお互い周囲の人の様子も感じながら辛そうな方がいたら是非遠慮せず声を掛け合って下さい。皆様のご協力で事故を防止することも非常に重要になります。是非よろしくお願い申し上げます。

次の時代に残すべきものは?

また熊野古道は世界遺産となり注目され年々来訪者が国内を問わず海外からも増えています。しかし残念ながら地元の人で「熊野古道を歩いたことがない」という人は少なくありません!
地元にこんな素晴らしい観光資源があるにも関わらずイマイチその魅力を発信できないのは地元の人が知らないからというのもあると思います。

昨年の夏、東京からのお客様を案内しました、まずすさみ町の「砂の川」で泳ぎ、翌日は串本・橋杭岩から熊野那智大社、本宮ではバスで発心門王子から熊野本宮大社までの熊野古道を歩き、その後白浜に行って温泉に浸かり、夜は白浜の鮨屋で舌鼓を打ちました。最終日は高野山に行き奥の院から金剛峯寺を周り蕎麦と胡麻豆腐をいただいて、関空から帰路についてもらいました。世界遺産満載、和歌山県の贅沢なフルコースと行っても過言ではない2泊3日でした。後で一番よかったところはどこか聞いたところ、返ってきた答えは「砂の川」でした。世界遺産の熊野古道や本宮大社、高野山、そして白浜温泉や紀南の美味しい魚も「砂の川」には勝てなかったのです。『あのノスタルジックな雰囲気が最高だった!』と・・・。決して他のものがダメだったわけではないけれど「砂の川」が良かった。ここにも地元の人が気づかない大切なもの、残さねばいけないもののヒントがあるように思います。「大人の遠足」を通うじてもっともっと地元を知ること、本当に伝えていかなければいけないことに気づけるようになればと思います。

地方では町おこし的なイベントがよく行われますが、変に手を加えてしまうこと、また過剰なおもてなしは本来の魅力を伝えられなくなってしまいます。それよりももっと地元の人、町民ファーストのイベントが必要な気がします。この「大人の遠足」も「ひざトレ」もその一貫でやっているつもりです。

 

インシェイプ・フィットネス