筋肉の合成と分解
前回の「なぜ筋トレをするのか?」というと、ほとんどの方がまずは「筋肉をつけたい!」となる。
では「筋肉をつける」ということを説明していきましょう!
筋肉というのは、主に『タンパク質』で構成されています。このタンパク質は、日々、合成と分解を繰り返しています。
合成というのは筋肉(タンパク質)が増えることで腕や脚が太くなる、反対に分解というのは筋肉(タンパク質)が減ることで腕や脚が細くなる、というイメージでいいかと思います。
この合成と分解のバランスがうまく取れている(合成=分解)ことで、筋肉量が保持されています(筋肉量が増えも減りもしない状態)。しかし、このバランスが崩れると、筋肉量は保持されなくなります。つまり、良い意味でバランスが崩れる(合成>分解)と筋肉量は増えますが、悪い意味でバランスが崩れる(合成<分解)と筋肉量は減っていきます。
日ごろから運動習慣がある方は、分解よりも合成の方が上回ることが予測されますので、筋肉量は増加傾向になると考えられます。しかし、加齢や低活動、低栄養 等に該当する方は、合成よりも分解が上回る可能性が高いですので、筋肉量は減少していくと考えられます。